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Ken Navarro
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Ken Navarro インタビュー
Newport Beach Jazz Festival 2003 に出演することになった、Ken Navarro に、
出演前日の5月2日に、Double Tree Hotel の彼の部屋にてインタビューができました.
Ken Navarro は、このサイトをご覧になっている方々の中にも、ファンの方が
多く、日本でも人気のあるアーティストであると思います.
(株)カンゼン スムースジャズシリーズのCDとしてもリリースされ、
今後、こちらも期待をしているアーティストです.
(写真の本サイトへの掲載、承諾済み.)
Yoshi:
Hello Ken, 今日は、ライブの前日で忙しいところ、時間を取ってくれてありがとう.
Ken:
Hi Yoshi, ぼくも会えて嬉しいよ.
Yoshi:
かなり以前からあなたの音楽は大好きで、注目していたのです.Smooth Sensation
のCDを出された1997年ごろから、Smooth Jazz のミュージシャンの中でも
この人はちょっと違うぞと思い、曲もコピーしてピアノ/キーボードで弾いたり
していました.それで、今日、はじめてお会いできるということで楽しみにしてい
ました.いろいろ質問もあるのです.
Ken:
そんなに熱心にぼくの音楽を聴いていてくれてとても嬉しいよ.ぼくは、今は
ギターを弾いているけど、子供のころ音楽をやりはじめたころはピアノを弾いていた
んだ.子供のころから、ピアノでハーモニーも憶えられたし、音楽学校では、
ピアノと作曲編曲もやってる.
Yoshi:
あなたの曲をよく聴いて、コピーまでしてみると音使いまではっきりわかりますが、
Ken, あなたは印象派の音楽が大好きでしょう.曲のメロディーの音の取り方や
ハーモニーの付け方でわかるのです.それと、ギターの曲なのにキーボードで弾いても
とても良い響きがして、ピアノ用の曲としてもそのまま演奏できることに
気が付いたのです.ギタリストのオリジナル曲をピアノでコピーして弾くと、
コードの音域が、ピアノに比べ低すぎたり、高すぎたり、することがありますが、
あなたの曲は、ジャズピアノの左手のコードが一番良い響きのする音域に
うまく合っているんです.キーもギタリストが弾きやすい、E や G ルートでは
なく、ピアノで弾きやすい Db, Gb, F がリディアンルートに来るキーなのですね.
Ken:
よく気が付いているね.ぼくは曲作りの時は、ギターは使わないんだ.
ピアノをやっていたから、必ずキーボードで作曲してハーモナイズもしてから、
ギターに移して演奏しているんだ.ギタリストがギターを使って作曲すると、
とかく「手くせ」に陥りやすい.ギターで弾きやすいパターンばかりのメロディー
の曲になりがちで、それを避けるためにギターを使わずに曲作りをしている.
Yoshi:
やはりそうでしたか.曲もハーモナイズが凝っていて、一見簡単そうに見えて、
実際は良く考えられている曲が多いようですし、歌詞を付けて歌にできそうな
きれいな曲もたくさんあります.Smooth Sensation なんか特にそう思いました.
日本語の歌詞を付けて、日本人の女性歌手に歌ってもらったら日本でも
ヒットするんじゃないか、と...
私は、カーペンターズが歌ってヒットした "Close To You" など、
1970年ごろのバートバカラックの曲が大好きで、あのバカラックの
フレージングがあなたの曲のあちこちに見られるんです.
Ken:
ああ、あの曲か.Smooth Sensation は、キーボードじゃなく、ぼくが歌いながら
作ったんだよ.歌になりそうな曲は、もちろん曲作りのときから実際に歌ってみて
歌えるように作曲してるんだ.ぼくは、音楽学校のとき、歌もやっていた.
だから、ぼくは、歌も自信あるんだよ.(笑)
ギターだって、ほら、いろいろ持ってきているけど、これもギターの種類で
音色が全然違うから、曲に応じて使い分けてる.人間だって、人それぞれみんな
声が違うように、ぼくは作曲した曲をいろいろなタイプのギターと歌に乗せ変えて
楽しんでいるんだよ.
Yoshi:
歌いながら曲作りするというのは納得できますね.今日は、明日のライブ
のために3種類のギターを持ってこられているようですね.もしよかったら
あなたが普段使われているギターの種類を教えてくれませんか?
Ken:
ぼくがふだん使っているのは、
1) F hole guitar は、 Heritage 550 と Gibson 175
2) Fender Strat
3) Nylon String (Classical Guitar) では、
ライブのときは、Rick Turner
スタジオ録音などでは、Takamines Guitar (日本の高峰ギター)
を使ってる.ぼくは高峰ギターの音が大好きなんだ.これは良いね.
ただ、ライブでPAを使うとハウリングの関係で、Rick Turner を使ってる.
Yoshi:
なるほど.Ken, あなたの音楽は、ナイロン弦のとても美しいハーモニーが
印象的ですが、細かい配慮をされているんですね.とかくPAを通すと
アコースティックなサウンドが変わってしまうことがありますが、
やはり、音量だけ増幅してナイロン弦のアコースティックなサウンドは
そのまま残すという、スムースジャズでは特に重要である、
エレクトリックサウンドを使いながら音楽は限りなくアコースティックな響きの
秘密はここにあるのでしょう.
エレクトリックハープを弾いている Lori Andrews も同じ方法をとっていますね.
Ken, 持ってきたギターを全部持っているところを写真取らせていただいてもいいですか?
Ken:
最初のが F hole(上、インタビュー記事最初の写真), 下2つは、Fender で誰でも知ってるお馴染みなどです.
(写真の本サイトへの掲載、承諾済み.)
Yoshi:
いろいろ詳しいお話、ありがとう.
最後に、Positive Music のことをお伺いしたいのですが、やはり、CDの原盤制作
をご自身でされたいために、自分で会社を持たれているのですね.
Ken:
そうだよ.ミュージシャンがCDの原盤権を自分で持っていれば管理がしやすいし
自分の自由になるからね.最近は多くのミュージシャンが自分で管理してる.
ただ、ぼくは音楽の演奏も制作もしなきゃいけないので、CDのマネージメント
までやっていると時間がなくなってしまうんだ.それで、Shanacheと契約して
販売をやってもらっている.Shanacheと独占契約はしていないので、
あくまで原盤はこちらで管理しているよ.だから、日本でも、(株)カンゼン
からリリースもしてもらってる.ミュージシャンにとってはとても助かります.
Yoshi:
これから、日本でもファンがもっと増えると良いですね.
ところで、お住まいはメリーランド州のコロンビアで、バンドの他のメンバ
は別のところに住んでいるようですが、不自由はありませんか?
Ken:
自分で音楽を制作する環境としては、メリーランドはとても住みやすく気に入ってます.
最近は、遠くのメンバともインターネットで曲のMIDIデータなどを交換しているし、
わりと近くにメンバが住んでいるが、バンドで集まることもそれほど大変ではないよ.
Yoshi:
今日は、いろいろお話を聞かせていただいてありがとうございました.
明日のライブ、楽しみにしています.
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