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Contemporary Jazz, Smooth Jazz
を専門に放送している放送局です.

(更新情報:2008/03/29
α-STATION FM京都 を追加)
(更新情報:2007/12/24 「総務省での放送法改正法案可決の影響と
アメリカで普及している音楽ジャンル専門放送との関係について」
を追加)
(更新情報:2007/12/15 WVMV Detroit,MI Smooth Jazz FM を追加)
(更新情報:2007/05/07 "Chill With Mindi Abair" FM番組を追加)
(更新情報:2007/04/27 Smooth Jazz ラジオのDJスタイルについて を追加)

アメリカ合衆国で、これらの音楽を積極的に放送しているのは、圧倒的に西海岸の 地域です.もし、これらの地域へ行かれることがありましたら聞いてみて ください.(2007年現在、全米中に広がっています)
(2006年10月現在、Clear Channel経由のネットラジオは、アメリカ国内のみに制限されています.)
  • KKSF - アメリカ カリフォルニア州サンフランシスコにある、Contemporary/Smooth Jazz 専門FM放送(103.7MHz)です.

    Clear Channel によるKKSFネットラジオ配信をしています.(LISTEN LIVEより)

    サンフランシスコ一帯からシリコンバレー地区あたりまで聴くことができます. SanJoseあたりまで南下すると電波が弱くなります.(ベイエリア一帯で受信できます.) 放送内容は、かなりPure Smooth Jazz の音楽フォーマットに忠実な選曲です. 他の Smooth Jazz FMでは、聴取者層を増やしたいがために、選曲基準が曖昧 になってポップスなどを織り交ぜたりしていますが KIFM は、きちんと選曲しているようです.

    Smooth Jazz のサックス奏者 Dave Koz は、ラジオのハーソナリティーとしても活動し、 Dave Koz Radio Show という、全米ネットのラジオ番組を持っています.この Dave Koz Radio Show を、KKSF/WNUA/Love94(WLVE) のネットラジオで聴くことができます.
    (上記サイト Radiokoz.com では、放送終了分を聴くことができます)
    Dave Koz Radio Show は、毎回、人気Smooth Jazz プレイヤーのインタビューなど 楽しい番組です.Dave Koz の英語は、たいへん聞き取りやすい発音をしていますので 英会話を上達させたい方の英語の耳ならしにもよさそうです.
    マイアミの局(Love94)での放送時間が毎週土曜の朝のため、日本時間の土曜夜の時間帯 になりますので、日本から聴きやすい時間帯になります.(会社勤めの方は、月−金の 日中の生放送時間帯はなかかな聴けない)
    (ラジオ番組の放送時間帯と曜日は、変更されることがあります.この情報は、 2005年5月時点のものです)

    (103.7MHzのすぐ近くに R&B専門局がありますので、お間違え になりませんように...R&B専門局はKIFMの一部のプログラムでかかる曲 に似ています.)


  • http://www.smoothjazz.com/ - カリフォルニア州モンタレーから発信している SmoothJazz サイトです. ネットによるラジオ放送をしています.


  • http://www.jazztrax.com/jazz/radio.html - Art Goodさんの "JazzTrax 5-Hours Weekly Syndicated Radio Show" で、Smooth Jazz が24時間聴けます.(On Demand,JazzTrax Studioがあります ) アメリカのコマーシャル・アーティスト・ユニオンとの交渉が長引きそうです ので、こちらでお楽しみください.
    http://www.jazztraxstudio.com/ "JazzTrax Studio, Jazz Radio on the Web" で、Smooth Jazz が24時間聴けます.

    http://www.jazztrax.com/ "JazzTrax HOME"


  • KIFM - アメリカ カリフォルニア州サンディエゴにある、Smooth Jazz 専門FM放送(98.1MHz)です. この局の放送内容は、Jazz以外にAORやR&Bの曲もたくさん放送しています. (それらはJazz以外のジャンルの曲でも、Jazzのアレンジャーが編曲しています ので、音楽的にJazzのサウンドに似ているものが多い) ですので、初めて聞くとほんとにJazzの専門局なのか疑いたくなりますが、 現在、Smooth Jazz と言わず、リラックスミュージック専門局と言っている ようです.何人かパソナリティーがいて時間帯で曲相変わります
    (KIFM のネットラジオが再開しています. LISTEN LIVE をクリックし、[Open the Player] をクリックすると MediaPlayer が立ち上がります.現状でWindowsのみ)


  • KTWV - アメリカ カリフォルニア州ロサンゼルスにある、Contemporary/Smooth Jazz 専門FM放送(94.7MHz)です. ロサンゼルス郡のどこでも受信できます.KIFM同様JAZZ以外の曲もたくさんかかります.
    (2006年10月現在、CBSラジオがKTWVネットラジオ配信の直接配信をしています.
    AOLによる配信は、AOLの利用料で、配信費用をカバーしていましたが、CBSは KTWVの株主で、CBSがダイレクトに配信を始めたことで、全世界から誰でも無料で 聴くことができるようになりました. CBSは、SONY/BMGなどを傘下に持っているため、無料配信でも 放送で聴かれる音楽のCDが売れることによる収益が得られるため、全く問題ないと 思います.反面、ネットプロバイダ等がコンテンツ産業の方を利用して配信を行う 場合、コンテンツ収益モデルではないため、CBSのような収益モデルとはなりません. ネットインフラ企業が無料配信をするにはCMによる収益モデルが必要になりますが、 最近のCM収益モデルは効果が上がっていません.(録音/録画によりCMがスキップ されたり、CMを出す企業のイメージがかえって悪くなるなど)
    CBSのような収益モデルが機能するのは、ロサンゼルスは音楽/映画産業の中心地で あり、ミュージシャンがここに住んで仕事をしている場所で彼らにとっても 無料で自分たちの音楽が世界中に聴かれて彼らの音楽が売れることの方にメリット を感じるからです.)

    私がロサンゼルスに滞在しているとき、フリーウェイのI-5を車でサンディエゴ 方面へ走りながらKTWVとKIFMを聞いてみましたが、オレンジカウンティーを過ぎ て、ちょうどKTWVが聞こえなくなるころ、KIFMが聞こえ始めます.そういう意味 では、南カリフォルニアはほとんどどこにいても、Contemporary Jazz, Smooth Jazz がラジオで24時間楽しめる地域です.


  • KOAS - アメリカ ネバダ州ラスベガスにある、Smooth Jazz FM放送 Oasis105.7 (105.7MHz)です.
    こちらも、ネットラジオ配信をしています.ラスベガスは、みなさんご承知のように カジノのある有名ホテルがあり、毎日大物アーティストのライブなどがありますが、 ジャズミュージシャンは、それらのバンドのライブを手伝ったり、自分のバンドで のライブなどもしています.ラスベガスは、ロサンゼルスから車で4時間ほど(I-15) で行くことができるので、ロサンゼルス在住のミュージシャンがラスベガスでの 仕事の時は車でラスベガスまで出かけている人が多いようです. (日常的に音楽の仕事はロサンゼルスの方が多いので、LA在住のまま仕事でラスベガス まで出かけているようです)


  • KMGQ - アメリカ カリフォルニア州サンタバーバラにある、Smooth Jazz FM(106.3MHz)です.
    同市は、ロサンゼルスから北へ車で1時間ほどの場所で、 カリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB) があり、学園都市として機能していますが、 この学部には音楽や映画製作関連の学部があり、サンフランシスコ(Oakland)の Mills Collegeと並んで、 過去にはダリウス・ミヨーがこの場所で、 バートバカラックやデーブブルーベックなどに新しい音楽技法を教えていたところ でもあります.

    ( UCSB Music-Composition )

    サンタバーバラからさらに北へ行くと、 デンマーク村のソルバングなど、美しい町が並んでいます. サンタバーバラからロサンゼルス近郊にかけては、 有名なアーティストやハリウッドの俳優などの家があります.

    また、「青色発光ダイオードの特許」で一躍有名になった、中村修二さんが UCSB の教授として、同地で研究活動をされていて、
    「アメリカはすばらしいところです.私がこの学校で新しい研究をするために、 ハリウッドの有名な俳優さんなどが、研究費を出して下さっているのです...」 とのことです.

    (UCSB 材料物性工学部)

    この、サンタバーバラ市は、三重県の鳥羽市と姉妹都市関係にあります.

    ロサンゼルスのハリウッドなどを中心に音楽や映画の仕事をしている人は、 宅地費用のかかるロサンゼルス市内を離れて、ノースリッジからサンタバーバラ にかけて家を持っている人が多く、映画や音楽のテクノロジーを支える人材と アーティストとが同じ土地に住み、経済効果を上げているサンタバーバラ市 のような実例は、日本の地方都市でのコンテンツ産業や特許産業、 グルメやリゾートなどの観光産業が一体となって「知的財産戦略」の 新しいビジネスモデルを実現実行していくための、最も良い参考例となります.

    中村修二さんにハリウッド関係者から資金提供がある明確な理由としては、
    発光ダイオードや半導体レーザ光で青色が出せることで、以前からあった 赤、緑、に加え、レーザ光もしくは発光ダイオードであらゆる色が表示できる ため、レーザ光を利用した高精細度の大スクリーン表示が可能になり、 映画に新たな可能性が出ること、
    (愛知万博の「マンモスラボ」にある、ソニーのレーザシネマなど)
    あるいは、Blu-Ray DVD に波長の短い青色半導体レーザが利用されているように、 映画コンテンツのDVDにも利用されている技術であるため、 ハリウッド関係者にとって、中村氏はとても有益な研究をされている方である ためです.

    (KMGQ は、2005/7 現在、ネット配信はしていません.)


  • KWJZ - アメリカ ワシントン州シアトルにある、Smooth Jazz FM KWJZ (98.9MHz)です.
    こちらも、ネットラジオ配信をしています.
    (2006/12現在、配信会社は KIFM と同じく liquidcompass.net )
    シアトル市は Kenny G の出身地で、Microsoft の本社がある場所としても有名です.
    同市在住の Smooth Jazz ミュージシャンがどの程度いるかは不明です. この局は一般的なアメリカ各地の Smooth Jazz FM と同じく、シンジケートによる 番組パッケージの放送はほぼ間違いなく聴かれますが、 この局のDJが選曲しているローカル番組ではそれぞれの局の地域色が出ていて、 筆者がしばらくこの局を聴いた感じでは、少しファンキーなR&B系の曲が 比較的多く流れているようです.
    シアトルは日本からの直行便航空路線がありますので、仕事で出張される方も 多いと思います.シアトルに行かれたらこの局を聴いてみて下さい.


  • WJZW - アメリカ ワシントンDCにある、Smooth Jazz FM WJZW (105.9MHz)です.

    (この記事は2007年時点のものです.過去の記録として内容を残しておきます.
    この局は2008年2月に閉局しています.)


    まだインターネットなど普及していなかった1960年代70年代に ワシントンDCには短波放送のVioce of Americaがあり、 Willis Conover による "VOA Jazz Hour" というラジオ番組を毎日放送していました.
    WJZW はワシントンDCの局ですが、ごく一般の音楽専門FM放送です. (政府系の局ではありません)
    WJZWの番組も、他の Smooth Jazz FMとほとんど変わりません. DaveKozRadioShowなどのシンジケーションプログラムも放送されています.

    こちらも、ネットラジオ配信をしています. 日本の政府関係者で、同地ご出張の際は FM 105.9MHz を聴いてみて下さい.


  • WVMV - アメリカ デトロイトにある、Smooth Jazz FM WVMV (98.7MHz)です.

    アメリカの自動車産業の中心地デトロイトにある、Smooth Jazz FM です.
    CBS RADIO のネットワークで、配信もしているため、日本からも聴くことができます.

    日本の自動車産業の部品会社など関連会社が現地に進出していますが、そちらの関係の方 は、見地に出張されたり駐在されたら、聴いてみて下さい.

    現地駐在が決まったような方は、事前に日本にいる時からこの局を配信で聴けば、 現地の様子などがニュースやローカル番組・CMなどから把握できます.


  • KJCD - アメリカ コロラド州デンバーにある、Smooth Jazz FM KJCD (104.3MHz)です.

    (この記事は2007年時点のものです.過去の記録として内容を残しておきます. 2008年3月現在、KJCD は Smooth Jazz の番組を廃止しました. しかしながら、Smooth Jazz のネット配信のみ行われています)

    こちらも、ネットラジオ配信をしています.
    (2007/05現在、配信会社は KIFM と同じく liquidcompass.net )
    このラジオ局もシアトルのKWJZなどと同様、全国ネットの Dave Koz Radio Show, Chill With Mindi Abair などを放送しています.
    この局をしばらく聴いてみてわかることは、他の Smooth Jazz FMに比べて トーク番組が以外と多いことです.(コロラド大学がある関係でしょうか?)

    デンバーといえば軍事産業をはじめとする通信などのハイテク産業のメッカで、 いわゆる研究開発(R&D)関係に従事しているような人々が、このラジオ局 の番組のリスナーを成していると思われます.
    このページに紹介しているネット配信をしているラジオ局の所在地を眺めてみると、 驚くほど、それらの条件が一致していることに驚かれるでしょう. Smooth Jazz FMのネット配信は、アメリカ国外などでのラジオ番組聴取だけを意味 していません.電磁波が遮断された研究所内部などで仕事をしている人は、 近くにラジオ局があってもFMラジオの電波が届かないので仕事中に「ながら」で FMラジオを聴こうと思っても聴けないのです.
    ネット配信ならネットワーク接続された研究所内部でも聴けるのです.
    やはり、Smooth Jazz は、東京やニューヨークのようなところで仕事や生活をしている ような人のライフスタイルの音楽ではないことがよくわかります.

    (KJCD の [LISTEN LIVE] は、 www.liquidcompass.net の、[OVERVIEW] - [STATION LIST] からダイレクトに可)

    参考:筆者はここのサイト開設初期、音楽などのネットラジオは アメリカのニューヨーク系国際金融資本 (いわゆるロックフェラー系)が主導で推進している、と、このサイトに書いてい ましたが、 2007年現在、このページで紹介しているネット配信、それもアメリカ国外への配信まで 行っている局の大半は欧州系(CBSなどロスチャイルド系)で、立場が反転 していることがわかります.
    これは、90年代から2000年初期ごろまでにかけては、インターネット のブロードバンドなどインフラ普及期で、AOLなどネットインフラ産業に ロックフェラー系資本が協力し、音楽制作会社などコンテンツ産業の方 (こちらは欧州系が大半)を 「インフラ普及のためにコンテンツの方を利用するビジネスモデル」 として利用していたからです.
    当時コンテンツ産業の方は音楽のネット利用に反対をしていたのですが (日本の携帯配信ビジネスモデルと同じ)、 2000年をすぎて急速にネットインフラの方が普及しつくしたため、 インフラ産業の方の収益率が下がり、2004年、2005年ごろから 普及しつくしたネットインフラをむしろ積極的に利用した方がコンテンツ産業 の売り上げが上がることがコンテンツ産業側にわかり、 以前は反対の立場だったCBSなどコンテンツ産業系の方が ネット配信を推進しはじめているのです.
    ロサンゼルスの KTWV は、以前は全くネット配信をしていなかったのに、 最近(2007年)は CBSラジオ本体が KTWV のアメリカ国外を含めた配信をしています.
    逆に、KKSFなどClear Channel 系(ロックフェラー系)コンテンツ著作権ホルダー でない側の会社で、ネット広告収益ビジネスモデルで配信事業をしていた所は、 アメリカの広告アーティストユニオンなどがネット広告経費アップと配信区域をアメリカ国内 に限定してきたため、以前ネット配信を推進していた会社(局)の方が2007年現在は 不利になってしまっています.
    (2005年ごろ、国際金融資本の主導権がアメリカから欧州系に移った時期と一致している)


スムースジャズ/コンテンポラリージャズが、アメリカ西海外で盛んである そもそもの理由は、それら音楽の基になっている考え方/方法論を広めた 音楽家たちがこの地域に移住してきたこと.さらにアメリカ国内でも 昔から人種に対する偏見が非常に少ない地域であり、且つ進歩的な考え方 の人が多い地域でもあったためと思われます.
1970年ごろまでは、多民族重視の民主党の地盤でしたが、1980年以降、 共和党系企業がこの地に大きな資本を投入したため、現在の発展があります. ただ、最も影響が大きかったのは、カリフォルニアは石油が採掘できたため、 アメリカのオイルメジャーがこぞってこの地に投資をしたためです. ロサンゼルスとサンディエゴに近い、パームスプリングは、お金持ちの 保養地のように思われがちですが、大統領や著名人が、よく訪れ、 国政の方策などの決定などもしています. これらと平行して、スムースジャズのライブやフェスティバルが開かれている のにお気付きでしょう. (ハープの Lori Andrews なども、これらによく出演しています.)
そんな地域で比較的好んで聴かれている音楽でもあります.

また、最も重要な理由は、ロサンゼルスのハリウッドが映画産業の中心地 であり、多くのジャズミュージシャン、特に映画で必要とされる現代音楽 などを多用するコンテンポラリージャズを得意とするミュージシャンが ロサンゼルスを中心に集まっていて、映画音楽や一般のポップスの編曲 などの仕事をする傍ら、スムースジャズなどを自主制作したりライブ活動 などをしているため、などです.ニューヨークでスムースジャズ があまり盛んではない理由は、ブロードウェイのようなミュージカルでは、 映画音楽と違って、コンテンポラリージャズなどの音楽技法を必要として いないため、コンテンポラリージャズのミュージシャンがあまりニューヨーク に集まっていないこと.スムースジャズは、カリフォルニア などの美しい保養地、(サンディエゴやモンタレーなど)でリラックスして 楽しむ音楽で、ニューヨークとその近郊は、そのような場所ではない. などの理由が考えられます.

参考:サンディエゴで編集されている, Smooth Jazz News

アメリカ国内の、Smooth Jazz Radio 一覧

Smooth Jazz News 2004年4月号、
INSIDE the Smooth Jazz music industry より、

MUSIC SALES として、最近 2003年の音楽ジャンルごとのCD売り上げで、ジャズ の売り上げがアメリカで2300万枚あり、すべてのジャンルのCD売り上げが、 2002年に比べ2003年は、2%ダウンしたにもかかわらず、このジャズ 2300万枚 の売り上げは、1.8%前年比増加しています.このジャズのジャンルは、 スムースジャズやメインストリームジャズ、クラシックジャズなどで構成され、ニューエイジ は含んでいません.
売り上げ全体に占めるジャズの割合は、3.6%で大きくはありませんが、 毎年増加傾向にあり、この増加を牽引しているのがスムースジャズのCD とのことです.(Smooth Jazz 以外のジャズは減少している)
これは1920年代ごろ、アメリカのポヒュラー音楽シーンに、スイングジャズ が現れ、当時人気が出たことが、現代には、スイングジャズがスムースジャズ に取って代わって、同じような現象となって現れているようです. スムースジャズを好んで聴く年齢層は、35才から64才程度の、職業的にも 安定し収入にも問題ない世代で、最近問題になっている、ネットでの違法 音楽交換などを行う年齢層では無く、違法コピーの影響をほとんど受けていない ため、CD売り上げも伸びているとのことです.
(それらの年齢層は、しっかりした収入があるので違法行為をすることないし、 仕事などが忙しいので、そのようなことをしている暇もないため)

音楽専門ラジオ局も、現在アメリカで、スムースジャズ以外のジャズのラジオ局は すべて経営が成り立たなくなり閉局したか、もしあったとしても大学などの非営利 のラジオ局のみとなったようです. 商業的にジャズ専門局として残っているのは、スムースジャズの局のみになりました.

このような状況で、アメリカの音楽業界は、スムースジャズは音楽ジャンル の中でも、極めて優良な分野であるとの認識を示しています.


  • WNUA - アメリカ合衆国イリノイ州シカゴにある、Smooth Jazz 専門局(95.5MHz)です. シカゴは、アメリカのジャズの発展の歴史で重要な役割を果たしてきた地域で、 20世紀中、第二次大戦前に、ヨーロッパから亡命してきた 音楽家たちが住み着いた地域でもあります.そういう意味でもジャズに関して は長い歴史のあるこの地域です. このサイトで紹介している Brian Culbertson や Steve Cole の出身地でもあります. このWNUAは、Smooth Jazz 以外にR&Bや一部のモダンジャズも流しています. シカゴへ行かれた方は一度聴いてみてください.

    WNUA は、Clear Channel Communicationsの傘下にあり、 現在この局も24時間インターネットで放送を聞くことができます.
    Clear Channel Communications の配信システムでは、地上波の コマーシャルがカットされ、コマーシャル版権問題に抵触しなくなっています. さらに、AirPlayされている最中のアーティスト名と曲名がブラウザに表示されます ので、気に入った曲があれば、アーティスト名と曲名から、AMAZONなどですぐに 検索し、CDを入手できます.
    (WNUA サイトの[listen live]から..)

    WNUAのインターネットラジオの受信方法:
    ローカルコマーシャルをネット上に流さず番組内容だけ放送できる、 JAVA を用いた専用受信 ソフトをダウンロード/インストールするようになっているようですが、 MicrosoftMediaPlayer専用のため、Windows95以降のPCが必要になります. さらに、JAVAのバージョンの関係から、Internet Explorer 6.0以降が推奨 です.ListenLiveをクリックすると、最初のみ、ソフトウェアがダウンロード され、セキュリティーチェックウィンドウが開きます.ここで、セキュリティー を「信頼する」にし、YESをクリックすると、自動的にインストールが終了します.
    (注:この内容は、WNUAの受信手順が、2003年1月以降、変更される可能性があり、 以後の手順が同一であることを保証するものではありません)


  • Love94 (WLVE) - アメリカ合衆国Florida州Miamiにある、Smooth Jazz 専門局(93.9MHz)です.
    Miamiは、Floridaのビジネス中心地で、ここから飛行機で1時間ほど北に行くと、 Orlando の Disney World、Kenedy Space Centerがあり、 フリーウェイを南下するとアメリカ最南端の KeyWest があります.
    Miamiは、航空路線の南米へのケートウェイ都市となっていて、南米出身 の人の人口が多く、 このLove94は、Smooth Jazz 以外にラテン音楽も流しています. マイアミへ行かれた方は一度聴いてみてください.

    Love94 は、Clear Channel Communicationsの傘下にあり、 ネット配信で放送が聴けます


  • Smooth Jazz CD 101.9 - アメリカ東海岸、ニューヨークにある、Smooth Jazz 専門局(101.9MHz)です.
    このページにも記載の通り、Smooth Jazz の専門局はアメリカ西海岸に多いのですが、 2003年現在、アメリカ東海岸のニューヨークとペンシルバニアに、いくつか専門局が 出来ているようです.(今まであったラジオ局が、Smooth Jazz 専門になった場合もある) インターネットによる番組配信は行っていないようですが、人口の多いニューヨーク でも Smooth Jazz が24時間ラジオで楽しめるようになっています.
    Smooth Jazz のネット配信は、シカゴの WNUA や サンフランシスコの KKSF などが 24時間行っているので、ネットで聴きたい人は、それらの局を聴けば良いで しょう.Smooth Jazz FM の番組というのは、Smooth Jazz としてリリースされている アーティストの音楽CDの「パワープレイ」(パワープレイとは、ヒットさせたい曲 を毎日繰り返しかけること)が中心で、どこのFM局も、Smooth Jazz 専門であるが ため、同じような番組と曲の構成になっています.ですので、ニューヨークから、 あえて同じような、他局と同じような内容の番組をネット配信する必要性も無い でしょう.むしろ、ニューヨーク在住の多くの人に聴いていただくことに意味があります.

    (この "Smooth Jazz CD 101.9" は、日本のトヨタ自動車も米国企業として資本参加 しているようです.)


  • Clear Channel Communications - KKSF のインターネットラジオなどを行っている会社ですが、もとは ラジオ放送のコマーシャル制作や「ビルボード」(ビルの壁の広告)作成の 大手だったのですが、全米のラジオ局を傘下に収め、 今後発展する、デジタル配信業務を進めています.

    (2006年10月現在、アメリカ国内だけの配信になっています.)

    関連記事:
    biztech.nikkeibp.co.jp/biztech/usnews/article/19990609/08.shtml


  • Cill With Chris Botti - Chiris Botti がDJのラジオ番組で、"Chill" (ひんやりとした静けさ)の意味のように、 夜の時間帯の、どちらかというとSmooth Jazz でもNewAge系に近い比較的静かな 曲のみを集めた番組です.以前、日本のNHK-FMで「クロスオーバイレブン」という 番組をしていましたが、雰囲気的に似ている番組です. しかしながら、この Chiris Botti の番組は、Smooth Jazz の音楽フォーマットに 沿った選曲で、いわゆる、筆者のような「和声学的色聴感覚者」には、とても 面白い番組なのですが、そうでない人には、ただ静かな音楽がかかっているだけ、 としか認識されないと思われます.
    興味のある人は、聴いてみて下さい.

    (この番組は、担当が Mindi Abair になりましたが、過去の記録としてここに残しておきます)


  • Cill With Mindi Abair - Cill With Chris Botti から担当が Mindi Abair になり、同番組が継続しています. (2007年5月現在)
    番組内容は、Chris Botti の時とほとんど同じです.これは、実際の選曲などは、 Crystal Media Networks が行っているためでしょう.Mindi Abair 自身の曲は、どちらかというとこの番組向き ではない(そのため、ここの Smooth Jazz Discs には出していない) ですが、Midi Abair 本人はこの番組でかかる曲なども好きのようです.

    放送時間は、アメリカでは土曜の深夜(日本時間では、日曜午後2時−4時、 あるいは、午後3時−5時)です.

    KIFM
    などのネットラジオで聴くことができます.



日本国内の地上波ラジオ局です.

  • α-STATION FM京都 89.4MHz - 京都にあるFM放送局です.このFM局は、日本でも珍しく、アメリカの Smooth Jazz FM (KTWV, KIFM など)の局の番組編成スタイルにとてもよく似ていて、 実際に音楽番組などではKTWVなどSmooth Jazz FM でよく取り上げられている曲が、 このFM放送でもよく取り上げられています.
    日本にはFM東京系列の JFN, J-WAVE 系列の JFL の2つの全国ネットがありますが、 このFM京都は、JFN, JFL には属さず、全く独自の番組制作をしているため、 最近の東京のネットのラジオ番組の質が落ちている中、とても洗練された番組を常時放送しています. 東京以外の民放では、番組制作能力が無い場合が多く、JFN, JFL 系列に入らざるをえな なくなるか、ほとんど素人のローカル番組になるか、しかありませんが、このFM京都は 京都の優良企業が番組の質をバックアップし、東京のネットに頼らなくても洗練された番組を 放送し続けられる体制が整っているようです.筆者の憶測ですが、京都は京都大学をはじめ 日本最高峰の研究期間や伝統文化のみならず世界に知られているハイテク企業のリサーチパークなど があり、さらに東映や松竹など映画制作会社も集積しており、 Smooth Jazz が良く聴かれているカリフォルニア州の条件に似ていて、会社勤めの人でも研究所勤務 の人などは仕事の最中でも「ながら」で音楽番組を聴ける環境にあるため、と思われます. 一方、京都と三重県を結ぶ「新名神高速」が開通し、自動車インフラも向上して、車でこのFM局 を聴く人も多いと思われます. (京都は車で走ってみると、以外と(お寺などでも)駐車場が整備されており、 東京と比べると格段に車インフラが良いです)
    2008年現在、JFN, JFL 系列は広告のスポンサーからの宣伝費用目的の番組が多く、 リスナーがそれらから離れはじめたため、かえってJFN, JFL 系列局の方が経営が 悪化しているようです.

    70年代ごろまでは、日本のFM放送は番組基準の敷居が高く設定されていたため、 以前は良質の音楽番組ばかりでしたが、80年代ごろからFM放送も音楽番組から バラエティー番組の量が多くなり、音楽の質に対するリスナーの価値より、 広告料がとれるかどうかが編成基準になり、 最近のFM放送は番組の質が落ちるようになりました.
    このFM京都の番組のように、広告収入のためにJFN, JFL 系列にならざるをえない、か ローカルに特化した番組、以外の独自の、「番組そのものの質」がユーザに価値を 与える局が日本の各地にも増えてほしいと思います.

    (筆者の地域でもFM京都はよく受信できます.西は神戸あたりから東は三重の北部、 和歌山北部まで受信可能です)
    (NHKラジオも、2008年4月からラジオ番組の強化をするそうです)

  • RADIO CITY 84.0 - RADIO CITY は、東京都中央区銀座にスタジオのあるコミュニティーFMラジオ局です. 日本の各地にあるコミュニティーFM局は、もともとは防災無線機能など含み、地域情報 発信のために認可されているようですが、日常はバラエティーに富んだ番組を提供している ところが各地にもあります.
    この RADIO CITY は、東京都心東部のオフィス街との立地条件もたいへん良く、 日頃は音楽専門FM局のような番組を提供しています.

    (この RADIO CITY 84.0 にて、このサイト筆者が企画制作にも参加し、 このサイトでJ-SmoothJazzに紹介している、 (株)カンゼン 音楽事業部からリリースされている、スムース・ジャズシリーズCD を積極的に番組へご利用いただいています.(2003年当時.記録として残しておきます))

    この RADIO CITY の受信可能な地域にお住まいか職場をお持ちの方は、ぜひ FM 84.0MHz に ダイアルを合わせてお楽しみください. 受信可能な地域は、東京都中央区銀座を中心に東は江東区、西は新宿区、南北は港区から 文京区までカバーしているようです.
    今後この RADIO CITY で、こちらのサイトで紹介しているスムース・ジャズ関連 の、楽しい企画もご期待ください.


インターネットラジオの自動車への配信について:

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(2006/04/21)
WILLCOM Air-EDGE 車載
Smooth Jazz
ネットラジオ受信
実証実験レポート
[続きを読む]
Advanced W-ZERO3テスト追記(2008/01/29)



(以下の記事は2003年時点掲載)
ADSLやケーブルテレビのインターネットなど、自宅やオフィスでのインターネット の通信速度が向上し、安価使用できる環境が日本にも整いつつあります.一方、 携帯電話のインターネット接続機能により、移動体へのインターネットプロトコル の接続使用も安定に使用できるようになってきました.無線によるLAN接続が パソコンでも可能になってきています.このような状況で、今後期待されるのが 自動車のラジオをはじめとする移動体でのネットラジオの受信機能です.

アメリカでラジオによって音楽が流行していくという背景には、人々の日常生活 が自動車に依存しているからです.ニューヨークなど一部の地域を除いて、 ほとんどのアメリカの地域の人は、自動車で通勤し、スクールバスで通学し、 自動車でスーパーマーケットやコンビニ、ショッピングモールへ行くことが あたりまえになっています.日本のように電車で通勤通学、ということは ほとんどありません.従って、朝夕の通勤時間の30分から1時間程度は 車のラジオを聴くことがほとんど習慣になっていて、アメリカで、 音楽ジャンル別のラジオ局がたくさんあるのもこのためです. ヒット曲は、カーラジオから生まれるのです.

東京など日本の都会地に 住んでいる人にはあまり想像できないかもしれませんが、日本でも このアメリカ型の都市計画をしている地域は、構造不況下においても ある種の利益を出している地域がたくさんあります. ダイエーが経営破綻しイオンの経営が伸びていることが証明しています. また、環境問題という観点からも、ガソリンを使用しない自動車が 今後普及すれば、より「自動車依存」の郊外型の生活体系・ビジネス体系 に日本も移行するといわれています.インターネットによって情報アクセス に地域性が必要なくなり、さらに自動車文化(あるいは航空会社)と結びつけば、 日本はおろか地球上のどこに居ようが、何でもできてしまう時代になっていくでしょう.

今後、携帯電話のインターネット接続機能が、ADSLやケーブルテレビのインターネット のように、接続料金固定で高速接続が常時可能になれば、 ノートパソコンを自動車から常時ネット接続可能になり、 必然的に、既存のインターネットラジオが自動車や、携帯電話ででも 聴くことが可能になります.このような環境になれば、既存の放送衛星 (スカイパーフェクやCSなど)あるいは、専用の受信機を必要とする 衛星ラジオなどは完全に淘汰されると言われています.

参考:
三菱電機は、現在、航空機からインターネットのIP接続を可能にするための 航空機用アンテナを含む通信装置を開発し、シンガポール航空などに実験装備して います.(いわゆる、航空機用無線LANのルータ) 飛行機が飛行中、機内でノートパソコンなどのインターネット接続が可能に なりつつあります.

一方、トヨタ自動車は、 WiLL CYPHA という、インターネットアクセス機能のある車の販売を開始しています.
この車のに装備された、G-Bookは、いわゆるインターネットアクセス携帯電話 の機能、あるいはPDAをそのままビルトインしたような形になっているようです. (携帯電話のアンテナを車外に出し、WindowsCEを搭載して、通常の携帯端末 より、スクリーンが大きくなり、操作性が向上している)

現状で、上の航空機用無線LANのような形にはまだなっていませんので、 各自のノートパソコンなどを車内でIP接続できるわけではありませんが、 自動車の中から走行中にインターネットコンテンツにアクセスできる 実際の環境をはじめて提供したものと言えるでしょう.確かに、携帯電話の インターネットアクセスは自動車から何ら問題なく行われていましたので、 このG-Bookに関して、航空機LANのような新しい製品の機能は見受けられません が、自動車で走行中、インターネットコンテンツが利用できることのメリット を大きく一般に広めるという効果は大きいと思います.

旅客機用LANが普及し、アンテナを含む無線LANのハードウェアが 車載可能で安価にになり、現在のADSL,ケーブルテレビインターネットのように 安価な定額接続ブロードバンドが自動車から可能になれば、大量の普及が考えられます.


ネットワーク時代の音楽著作権について:

このページをよくご覧になられる方々、皆さんのインターネット接続で ここに紹介しているラジオ局が快適に聴けますか?ブロードバンド、 CATVインターネットなどが日本にも普及してきました.音楽が広まり、新たな リスナー獲得の最も大きな原因は、偶然ラジオ放送で聴かれた音楽に惹かれ、 その音楽のファンになってしまった、という場合によること多いと思います.

今までの日本の放送番組の場合、公共性ということを第一に考えるため、 特化した音楽を集中して放送するという番組を作ることが難しいこと、また、 放送は大きな資本を投資して行っているため、必然的に大企業の情報公開優先 となり、リリースされた新しい音楽CDなどを放送で流してくれるという機会 は非常に少ないのです.ましてやアメリカなどでしか販売されていないアーティスト の音楽CDをそれら日本の放送で扱ってくれるという機会はさらに少なくなります.

以前、一部の熱心な音楽放送制作者の方で熱心に海外の音楽を 紹介する番組を作っておられる方々がありましたが、最近は日本のアーティストの音楽番組 枠が大変多くなり、有限な放送番組枠内で、このページに紹介しているような アメリカの、ジャズのジャンル専門局のような番組を日本のラジオ放送に期待 することは大変困難な時代になってきました.このような時代、これからは 音楽放送もグローバル化し、自分の好きな音楽は国境を越えてでも聴いたり CDを直接購入したりする時代になりました. インターネットのラジオとオンラインCD販売はそれを可能にしてくれます. ぜひ有効活用していただきたいと思います.

そこで、このページで簡単な音楽著作権の扱いについてお知らせしておきます. 皆さんが、もし気に入った曲などのCDを見つけどこか日本のラジオ局の音楽番組 にリクエストを出したい..と想定しましょう.普通なら人気がありそうな曲なら OKのように思われますが、もしこのCDがアメリカなど海外のもので、 日本の販売会社から再販されていないものは、全くと言ってよいほど取り上げて もらえることはありません.理由は簡単で、その多くは著作権料支払いの手間 の問題なのです.
普通、音楽CDというものに存在する著作権は、曲そのもの にかかる楽曲の著作権、それと著作隣接権と言ってその「曲の演奏者」(作曲した人 と演奏する人が違う場合)と「CD制作者/メーカ」がこの隣接権を持つことになり、 市販のCDを放送で流す場合、この2つの著作権料を当事者に支払う必要があります. 日本の場合、曲の著作権は、JASRAC、それ以外の音楽出版社、あるいは作曲者自身 のどれか、そして隣接権料は日本レコード協会というところが一括して管理しています. (インディーズはアーティスト自身が管理しているため、ここでは一般の制作会社を言う) 楽曲の著作権料と隣接権料の支払い先が両方日本国内にあるため、ほとんどの放送制作者 はなるべく一括して日本国内で支払いをしようとするため、一部の外国製CDで それら著作権料の支払先が海外の場合、直接海外に支払いをしなければならず、 おのずとそれらの楽曲やCDが放送対象から外されてしまうということになって しまいます.これは、日本で販売されている日本のアーティストのCDをアメリカの 放送局で取り上げてもらう場合にも逆の問題として発生します.

しかしながら、放送番組が外部制作のような場合で音楽制作担当者がこの 著作権料支払いを細かく対応さえすれば、外国製CDと楽曲を日本の放送で 利用することは何ら問題はないはずです.そのような熱心な音楽番組制作者 がたくさん出てこられることを期待しております.

もし、日本の音楽放送番組でそのような対応をなさっている方がありましたら、 ぜひお知らせください.このサイトで、ご紹介させていただきたいと思っています.


Smooth Jazz ラジオのDJスタイルについて:

アメリカのラジオ放送は音楽ジャンル専門放送が認められていて、各局いろいろ特色を 出しています.
Smooth Jazz 専門ラジオ局の音楽番組DJスタイルは、いわゆるトーンを落とした喋りで、 曲紹介し番組で流しているだけと表面上は思われますが、 重要なポイントとして、「リスナーからリクエストを取っていない」ということが上げられます.
放送は公共の電波を利用する関係から、リクエストの多い曲から順にかける、 という方法が一見公平のように思われます.
しかしながら、音楽ファンが音楽ジャンル専門放送に最も期待していることは、 あるジャンルの音楽ファンにまだ知られていないアーティストの曲を発見できることや、 よく知っているアーティストでも新作がどんな曲なのか、CD発売前に知りたい、ということなどです.
これらは番組リスナーにとっては「未知」であり、 「リクエストができるはずが無い」ことです.

リクエストを取らずに、DJが自分の音楽に対する「目利き」で選曲をし、 番組で紹介できるということは、そのDJが音楽に対してとても詳しく、 高い専門的能力が要求されることを意味しています.
このようなDJスタイル(リクエストを取らずにDJの目利きだけで番組構成する)は、 日本のラジオ放送でも1970年代ごろまでは行われていました.
糸居五郎さんは、「リクエストを取らない」音楽の目利きによるDJスタイルを 日本でも確立させた方です.(他界されてしまいました)
現在でもこのDJスタイルを続けているのは、NHKの「ラジオ深夜便」 ぐらいではないかと思います.
70年代以降、日本のテレビ番組がバラエティー番組の比率が多くなったのと同時 にラジオ番組も、お笑いタレントなどの出演による音楽とは関係ない番組が多くなり、 上記のようなDJスタイルの「目利き」音楽番組が次々に無くなっていきました.

日本の最近のラジオ音楽番組は、リクエストを取らなかったとしても 紹介されている音楽は、そのラジオ局と同じ資本系列の音楽出版社が 楽曲の版権を持っている新譜CDの新曲紹介のケースが多いのです.
アメリカの Smooth Jazz ラジオでも、確かに Power Play 用として、 アーティストの新曲を繰り返し流していますが、 それらも全てラジオDJが選曲権を持って番組構成を行っているので、 音楽ジャンル放送は放送の独占ではなく、「DJは自らの音楽に対する目利きにより、 リスナーに知られていないアーティストが発見される機会を提供している」 という「公共性」を出しています.

(絶版になっている曲も紹介されたりしている例: David Blamires の
"Deep is the Midnight sea" は、よく耳にしますが、入手困難です)

リクエストを取らないと音楽番組が提供できないDJや番組制作者は、 本来必要とされる「音楽に対する目利き」という能力を欠いているにもかかわらず、 放送番組を提供していることにもなります.

参考:
糸居五郎さんのDJがフィーチャーされた、とても面白い岩崎宏美さんの アルバム "Fantasy"


総務省での放送法改正法案可決の影響とアメリカで普及している音楽ジャンル専門放送 との関係について:

従来からの放送システムとインターネットが普及してから出てきた、 IP放送(ネット放送)とが放送法上で統合されて扱われる法案が可決され、 2010年から施行されることになりました.
 従来の放送番組に課せられていた政治的偏向などの規制がネット放送にも課せられ、 表現の自由への規制強化につながるのでは、という論議がされています.
これは法改正での表面上の理由であると思われます.

Smooth Jazz は、特定の地域だけではファンの数は少ないがグローバルな市場 では相対的に他の音楽ジャンルのファンの総数よりも多く、アメリカで普及した 理由は、音楽ジャンル専門ラジオ放送が可能であるためです.

音楽ファンがグローバルに存在している理由は、Smooth Jazzは、ライブではなく 録音された音楽CDなどが主たる収益であるため、「市場が移動可能」であり、 消費者のいる場所に規定されないためです.従って、 「新しくリリースされた曲の告知」や「知られていない音楽が新しいファンに知られる」 ためには、ラジオ放送で曲が頻繁にかけられ(Power Play)ファンに聴かれる(見つけられる) 必要があるのです.
この目的のために「音楽ジャンル専門放送」が不可欠なのです.
ところが日本の放送法では、放送は電波によって伝えられ電波の届く範囲 を放送区域とし、その範囲での受益者公共性によって放送内容の優先度が規定されています.
そのため特定の音楽ジャンルの音楽だけに特化した番組は、 その区域における受益者の数が相対的に少なく、番組として存続させていく ことが難しいため、 「無失点優先形番組」と呼ばれる一見して誰でも利益がありそうな番組ばかりが放送番組になっています. (最近料理番組などが多いのは、制作費がかからない 割にその番組に文句を言う人があまりいないため)換言すれば、公共性を追求すれば するほど消費者にとってはどうでもよい番組ばかりになっているのです.

 放送は確かに特定の区域全員に電波が届くことを根拠にしていますが、 消費者はその番組が必要なければ見なければ(聴かなければ)良いのですから、 その放送システムのインフラ維持費や番組制作費が税金でまかなわれていない限り、 消費者として必要な形態の番組が、 地域性とは無関係に放送制度で扱われなければならない時代になっています.
これは、文明が進むと人は経済活動や文化活動を特定の地域に関係なく行うように なるためで、(日本に住んでいる筆者と、LA在住の Gregg Karukas やLori Andrews が 日米に離れて住んでいても同じ仕事(プロジェクト)をしているので、筆者は 日本にいてもLAのKTWVをよく聴かなければいけない、しかしながら筆者の住んでいる 日本の地域だけではKTWVのリスナー数は多くはない、などの例)

インターネットで放送が配信されるようになってから、従来の放送における放送区域 が全く意味を持たなくなってきていますが、ネット配信の放送は2007年現在では、 固定のブロードバンド接続のパソコン環境でのみ受信可能で、モバイル機器や 自動車などの移動体でのネット放送の受信にはまだインフラ整備ができていません.
一方、コミュニティーFMの制度が日本にはあり、従来の放送局での制約が大幅 に軽減されていて自由度はありますが、番組の発信と消費が限られた地域で閉じている場合 他地域でのその局の番組は意味を持ちませんが、例えばロサンゼルスの Smooth Jazz FM でネット配信している(KTWVのような)ネット上の番組を、 従来のFM放送への番組としてリアルタイムでネットから通常FM放送として 中継することも可能になります.
この方法により自動車などの移動体でのネット接続が普及する前段階 として、ネット放送を全国に点在する小電力FM放送などに流すことで 非常に低コストで広域放送ネットワークの構築ができることになります.
施行が2010年をターゲットにしているのは、日本の地上波アナログ放送が 2011年に全廃になり、結果テレビ電波に使われていたVHF, UHF が空いてくるので、 それらの周波数を新たなシステムに再割付できるようになります.
(FM放送は2011年以降でも廃止にはなりませんので、VHFの1,2,3ch領域もFM放送に 連続して割り付けると、76MHz - 107MHz が使用できるようになり、 音楽ジャンル専門FM局が増えても周波数が足らなくなることはなくなります)


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