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2005年7月、GRP (Universal Music) よりリリース.
この作品は、前作の "Come On Up" のファンキー路線から、彼本来の過去からの
曲の傾向に戻ったスタイルの作品です.
筆者は、Brian に2003年11月5日にお会いして、
インタビューをしています.当時、"Come On Up"
は、それまで彼があまりやってこなかったスタイルの曲をたくさん(わざと)
取り上げた作品で、レコード会社から要求されたわけではなく、自分でわざと
やってみたかったからだ、と言っていました.
今回の作品は、そういう意味で Brian の「素の状態」に戻った作品と言えます.
2003年にお会いした時彼も言ってましたが、エリックサティーなどが好みで、
奥さんの Michelle Culbertson がオペラをやっていて、奥さんの音楽でも
クラシックのスタイルでピアノを弾いてCD録音などをしたそうで、
今回の"It's on Tonight" にも、奥さんがボーカルで
1.Let's Get Started,
7.Dreaming Of You では奥さんのバイオリンがフィーチャされています.
今回の作品は、全曲メロディーライン重視で、ボーカルに
Ledisi, Patti Austin などもフィーチャーされています.
この作品では、全てに
Mason and Hamlin
のピアノを使用しています.(調律は Gregg Karukas の弟)
Brian Culbertson の過去のCDの記事にも書きましたが、彼のピアノ奏法は、
ビルエバンスのように左手でジャズのブロックコードを弾き、右手がメロディー
ラインという、モダンジャズの典型的なスタイルと異なり、比較的広い音域の
配置のハーモニーとピアノの音のサスティン部分を長く純正に保った奏法を使用して
いますので、どちらかというと NewAge のピアノのように響いて聞こえます.
今回使用した、Mason and Hamlin のピアノは、Brian が好みそうなピアノのキー
を打鍵した後のサスティンが長く純正に響く奏法によく合っていて、
とても美しいピアノサウンドに仕上がっています.
前作は YAMAHA のピアノでしたが、前作CDと聴き比べるとわかるように、
Mason and Hamlinは音の延びが全く違います.
(スタインウェイは、ビルエバンスのような、平均律系の奏法/編曲の場合、
向いているのですが(スタインウェイは、音の延びは良いですが、独特のうなり
があります)Mason and Hamlin はベーゼンドルファー系の音に近い)
この作品は、特に録音状態が良く、JBLなどのスピーカで再生すると、
さらに良さがわかります.
参考: Piano Disc
奥さんの Michelle Culbertson サイト
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