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2008年3月、Peak Records よりリリース.
Jessy J は、LA在住のメキシコ移民の父の女性サックス奏者(ts,ss,vo)/ボーカル
で、子供のころからピアノを習い、バルトークの曲の演奏で賞を取り、
その後サックスに転向し南カリフォルニア大学を卒業の後、
いくつかのミュージシャンのツアーを経験した後、
ミュージカル Blast に出演しています.
このアルバムは、プロデューサ Paul Brown による彼女の2作めです.
(最初のCDは自身によるもの)
Jessy J のオリジナル曲は、
1 "Tequila Mon", 3 "Sin Ti/Without You", 5 "Fiesta Velado",
8 "PB'n'J", 10 "Running Away" で、
他に4 "Mas Que Nada" , Leon Russell の "Song For You" などもカバーしています.
編曲とキーボードは、Gregg Karukas, Donald Hayes, Ricky Peterson , Kiki Ebsen
ギターソロで Paul Brown がフィーチャーされています.
"Mas Que Nada" , "Besame Mucho" には Jessy J のボーカルがフィーチャされています.
Midi Abair の場合と同じく、Jessy の歌もいわゆる「爽やか萌えボイス」です.
("Mas Que Nada" の Rhodes のソロはGregg Karukas です)
このアルバム全体の曲は聞き流してしまうと、
どこにでもあるようなイージーリスニングジャズのように聞こえますが、
Smooth Jazz のリスナー層に合わせて、繰り返し聴かれても飽きないような作りになっています.
(60年代のA&M の Paul Desmond あたりの編曲に似ています)
オリジナル曲や他のカバーの編曲もラテン系のモーダルな曲調で、
バルトークの曲で賞を取ったことがあるなど、転調の多い複雑なコンテンポラリージャズ
に仕上げることも可能なのでしょうが、音数の多くない聴きやすい編曲に
仕上がっていますので、かなりたくさんのファン層に好まれると思います.
ロサンゼルスのラテン系ミュージシャンでメキシコ出身の人はこれまでも
たくさんいましたが、
リーダーアルバムとしてリリースされたケースはあまり無かったように思います.
これもアメリカの音楽業界(特に西海岸の)が人種的にも多様化を容認しはじめている
流れと思われます.
(アメリカ内陸部の白人層しか住んでいない地域では全く聴かれない音楽です)
Jessy J は、
Gabriela Anders ファンの方など、
筆者のようなラテン系の女性ファンの方には特におすすめです.
おそらく日本で潜在的なファンがいると思います.
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