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2008年9月、Trippinf N Rhythm よりリリース.
Tim Bowman は、デトロイト出身のギター奏者で15才の頃から George Benson
などに影響されてギター演奏を始め、Detroit Music School で音楽を学んでいます.
George Benson に影響されているギター奏者はたくさんいますが、Norman Brown の
演奏方法やフレージングなどのスタイルによく似ています.
彼のサイトの Bio に
詳細が書かれていますが、ギターを始めた頃は、ゴスペルのバンド
などに参加して演奏のツアーなどにも頻繁に行っていたようですが、
ライブツアー中心のバンドの音楽の場合、ツアーに出てしまうと家に帰らない日々が続き、
家族とも顔を会わさないような状態になるため、バンド活動は停止し、
Smooth Jazz のようなCDの売り上げとラジオ放送による音楽プロモーション方式の
音楽をやりはじめ、この作品をリリースしたと思われます.
彼は、子だくさんの家庭(おそらく 優しい親だったのでしょう..)に育っている
ので、Gregg Karukas や Ken Navarro のように自宅に録音スタジオを作って、家族が近く
にいつもいるような環境で音楽の仕事ができる Smooth Jazz をやり始めたのでしょう.
このCDの発売前から、"Sweet Sundays" が Smooth Jazz FM で Power Play されています.
この曲は、George Benson や Norman Brown などもよくやる方法の曲で、
F#ルートのドリアンモードと同じ F# のリディアンモードが交互に出てくるもので、
調性的には、Eの長調とDb長調が転調していると解釈できますが、ソロのメロディーライン
の音の取り方は、長調にも短調にも響かないモードのカラーが出たもので、
ドリアンモードの中間色から時折 F#リディアンの特性音 F# から見た増4度上のC
の音を使っている、とても色彩感のある曲に仕上がっています.
表面上は明るいリズムのあるシンプルなポップスサウンドに聞こえますが、
モードの手法を(比較的簡単ですがツボを押さえて)上手に使っています.
Tim Bowman は、いわゆるバークリー音楽院のメソッド
(コード進行の方を先に決めておいて、それに「後から」スケールの方を割り当てる方法)
をやっていない(と思われる?)ので(やっていない方がよい)、
George Benson などと同じく耳がもともと(音楽的に)良いのだろうと思います.
モード(旋法)は「経験則」なので「音楽的に耳が良い」人ほど洗練された曲が作れます.
(この曲"Sweet Sundays"のような曲の方法は、ジャズ以外では映画音楽向きなので、
パリ音楽院でオリビエ・メシアンに習っていた人Lalo Shifrin などの音楽にも多用されています)
( Tim Bowman Site )
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