2004年10月5日、Narada よりリリース.
前作の Wanting から、6年経ての2作めアルバムです.
(インディーズとして2枚リリースしているので、これで4作め)
2作めのアルバムがWarner から出る予定だったようですが、
Warner の資本系列が変わったりした などの影響で
リリースされなくなっていました.
今回は、Naradaからのリリースのようです.
この作品は、Wanting に比べ、1960年ごろのクールジャズ/モダンジャズ
としてのボサノバのスタイルに戻った曲想の作品で、3.Love Is Here to Stay,
4.God Bless The Child, 7.Body and Soul など、良く知られた曲と、
彼女のオリジナルで構成されています.
Wanting のところにも書きましたが、彼女は歌だけでなく、コンテンポラリージャズ
の作曲やボーカルアドリブもきっちりこなせる人で、この作品も、題名が Tango
になっているにも関わらず、ありきたりのラテン/ボサノバの曲想ではなく、
1.You Go To My Head, 2.Abracadabra, 3.Love Is Here To Stay, 4.God Bless the Child
など、モダンジャズ/モードジャズの手法で作曲編曲されています.
Gabrial ですが、おそらく、筆者と同じく「色聴」の持ち主ではないかと思われます.
たとえば、4.God Bless the Child は、ミクソリディアモードの曲になっていて、
このCDにはモードで構成された曲が多いのですが、ドリアンモードよりも明るいモードが
多用され、
このCDのジャケットとCD面が黄色系の薄い緑色をしていて、彼女のとても美しい
ジャケット写真と絶妙な配色になっていることから、そう思わせるところが
あります.(曲に使用されているモードが比較的明るいもので、ジャケット写真も
昼間に撮影されている.また、原色の赤を絶対に使っていない.赤を使うと台無しになるので
薄いピンクと黄色の花柄が使われている)
参照: 「音楽の構造的部分」 10.「色聴」に関する問い合わせへの回答メール掲載
彼女のサイト
の Bio にも記載されているように、「彼女の音楽は Rich harmony 」からも、
これらは良くわかります.
聴き手のみなさんが、このような音楽の絶妙で深い部分まで聴き取れるか、で
このCDが、「ただの眠くなりそうなラテン/ボサノバ」か、そうでないか、の
分かれ道になります.
参照: 「音楽ビジネスモデルについて」 2.「反応のある人」のところへ音楽を的確に届けるために
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